幻冬舎コミックス GENTOSHA COMICS

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「むかしのはなし」 原作小説(幻冬舎文庫)、コミックスともに絶賛販売中!三浦しをん先生と西田 番先生のスペシャル対談の一部をこのページで公開!

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幻冬舎文庫
小説「むかしのはなし」
三浦しをん[著]
本体価格533円+税
安穏な日常が変わると知ったとき、人々はどんな行動に出るのだろうか?
今「昔話」が生まれるとしたら、をテーマに直木賞作家が描く衝撃の本格小説集。
バーズコミックス スピカコレクション
コミックス「むかしのはなし」
三浦しをん[原作]  西田 番[作画]
本体価格619円+税
追い詰められた男、思い出を語る男、それぞれが紡ぐ物語を、俊英・西田 番がコミカライズ!
第1話「ラブレス」と第2話「ロケットの思い出」を収録!
1巻のためし読みはコチラ

書店様のご注文について 以下より注文伝票をダウンロードし、ご注文ください。
(ファイルはPDFファイルです。)

「むかしのはなし」第1巻発売を記念して 三浦しをん先生×西田 番先生 のスペシャル対談公開!

『むかしのはなし』がコミカライズされるにあたって

※小説『むかしのはなし』(幻冬舎文庫)に収録されている「懐かしき川べりの町の物語せよ」に登場する人物。

西田 担当さんから「こういう話があります」ということを聞き、むしろ「えっ、私でいいんですか?」って感じでした。それで原作を読ませて頂いて、一番最初に思ったのが「モモちゃん描きたい!」(※)でした。なので、第一話が掲載された号の「comicスピカ」の表紙にしました。

三浦 モモちゃん、一番最後の話にしか出てこなくてすみません(笑)。私も担当さんからコミカライズして頂けると聞き、マンガ家さんが西田先生だと伺いました。以前から西田先生の作品を拝読していて、アクションぽいものなど幅広くお描きだし、絵がすごく好きだったので、とても嬉しかったです。

西田 そう仰って頂けて私も嬉しいです。

三浦 でも、『むかしのはなし』は地味な小説なので「お描きになりにくいんじゃないかな」と申し訳なくも思いました。後々トンデモ展開とかもあるけれど、最初のほうは割と日常の淡々とした話が続くので。

西田 最初は本当に日常の話なので、私も大きな転換点はいつなのかな、って思いながら読んでいました。読み進めているときは「どうやろう? どうやったらいいのかな?」って感じで模索しながら。でも各話に登場するキャラクターが魅力的で、コミカルなところもあって、マンガとして成立させられると思いましたし、ちょっとしっとりしたノスタルジックな雰囲気で...だんだん読んでいくうちにイメージが湧いていって、モモちゃんで「ガツンっ」ときました。

三浦 ノスタルジック。西田先生にマンガ化していただいて感じるのは、まさにそこです。なんかこう切なくて寂しい感じがする。「この話ってこんなに寂しかったっけ」ってちょっとビックリするというか。でもそこに確かなきらめきがある。やっぱり登場人物がビジュアルで見えるからでしょうか。例えば第二話の犬山の話とか、小説だともうちょっとコミカルな感じかと思っていたんですけど。もちろん、そういう部分もマンガにはちゃんとあるんだけれど、小説よりも犬山に実在感があってそれが切ない。語り手の男の一方通行感が、すごく切ないなって。

語り手が高校時代に出会った犬山。

西田 犬山に振り回される感じ(笑)。

三浦 そうそう! 太った男なのに、犬山の悪女っぽさがただごとじゃない(笑)。

西田 そうですね、力関係が犬山のほうが上ですね。作業のスタイルとして、私はキャララフを描きながら原作を読みつつ、また描きながら読みつつってするんですけど、第二話の作業中に「犬山萌えキャラだな」って。

三浦 犬のロケットの可愛さに負けないぐらい、犬山までもがチャーミングという奇跡!(笑) でもそれは語り手がかっこいいからこそ、犬山の魅力も際立つわけで。素晴らしいです。

語り手によって拾われたロケット。

西田 もう死んでしまったんですけど、実家にいた犬を思い出しながらロケットを描いていました。散歩の感じとか、植え込みに頭を突っ込んでフガフガする感じとか。

三浦 すっごく可愛いです!

西田 あれも、飼っていた犬の感じを思い出しながら描いていました。「こういうことやってたな~」みたいな。

三浦 犬のお尻の肉のキュートさとかも、「あ~犬ってこういう感じだよな!」って、リアルで。こういう顔をしているとき ありますよね。

三浦先生も絶賛の散歩中のロケット。

西田 「断固として」のところですね。「あっちに行きたいんだ!」っていう。

三浦 第三話の「ディスタンス」を読んだときは、「こんなにイヤな話だったのか!」って思いました。特に鉄八の気持ち悪さが(笑)。やっぱり絵で表現すると、明確に犯罪性が浮き彫りになるなと。でもやっぱり切ないですよね。語り手の女の子の心情にグッと引き込まれる感じがして。西田先生にマンガにして頂けて本当によかったと毎回思っています。

西田 いえ、こんな素晴らしい原作を書いて頂いてありがとうございます、という思いです。毎回、模索しながら学びながらやっている、という感じです。

「ディスタンス」に登場する鉄八。

このページでの対談掲載は、ほんの一部です。「あの登場人物は、どうやって描き起こされたのか?」、「あのコマに込められたこだわりは?」など、物語の核心に迫る興味深い内容となってます!対談のつづきは現在発売中の「comicスピカ」No.21をご覧ください!!

原作・三浦しをん、作画・西田 番 コミックス「むかしのはなし」は、「comicスピカ」で大好評連載中!

「comicスピカ」No.21
「むかしのはなし」新章掲載! さらにスペシャル対談も!
表紙&巻頭カラーは「ハニースウィート・キッチン」!さらに変幻自在の人気絵師・遠山えまがセンターカラーつきよみきりで 登場!
「comicスピカ」はWeb版も好評発売中!以下よりご購入ください!